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Vertical Sorter新しいタイプの垂直搬送機 Vertical SorterVertical Sorter(バーチカルソーター)は、垂直方向に製品を搬送しながら製品をソート(仕分け)する装置です。通常の垂直搬送機は、往行タイプ(エレベータのような動き)か連続型(エスカレータのような動き)で製品を上か下に運びます。エレベータのような動きをする機械としてパレット系の昇降搬送をリフコン、ケース系の搬送をファインリフトと言う商標で呼びます。エスカレータのような連続搬送を行う機械をコンベレータと呼びます。これらの垂直搬送機は、それぞれ使う用途によって選びますが、ある階から別の階に自由に移動できるのがエレベータ。1つ上の階、1つ下の階にしか行けないが、連続して大量の物量が運べるエスカレータです。リフコン、ファインリフトとコンベレータも機械構造により用途が異なります。それぞれ特化した特徴があり、欠点があります。バーチカルソーターは、そのような往行と連続の良い特徴を兼ねる新しいタイプの垂直搬送機です。 省スペース設置の新しいタイプソーター Vertical Sorterソーターは、工場の中で場所をとる。工場や倉庫で仕分け作業を行うことはしばしばあります。1ラインに複数種類の製品が流れ、バーコードやICタグ、順立て情報を基に仕分ける機械です。仕分け能力を得る為に高速で製品を搬送し、各々のステーションで製品を振り落とします。このような作業を行う為にソーターの本体及び振分先のコンベヤは工場・倉庫内で広大な場所を必要とします。垂直型ソーターのバーチカルソーターは、ソーターでありながら床面積が少なくて済み、工場・倉庫の天井高さまでの空間で振分を行います。 Vertical Sorterの基本構造
バーチカルソーターの構造を説明します。 Vertical Sorterの多様性バーチカルソーターは様々な使い方を想定した機械です。私たち開発したメーカー側もその使い方の応用幅を未だ把握できていない状態です。例えば、ある2階建て倉庫に3種類のラインがあり、それぞれ垂直搬送機で1Fへ降ろしているとします。もちろん3つの床開口が必要であり、3台の垂直搬送機が必要です。またそのコンベヤラインは、各々の方向より連なります。 バーチカルソータは、連続型の垂直搬送機としての機能から振分を主とした機能まで様々な用途で使うことが出来ます。一般的な垂直搬送機で表現されるC型・Z型など間口の方向を示す表現で左の表にまとめました。バーチカルソータの特徴として、C型とZ型で能力に変わりが無いということも大きな特徴のひとつです。レイアウト性の向上は利点の一つとなります。
Vertical Sorterは高能力これまで説明した高性能、多様性を根底で支える大きなファクターとして、能力が挙げられます。多数のラインから流入する製品を処理する為には、高い処理能力が求められます。
垂直搬送機 機能・性能比較 |